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▼堀井雄二氏に何を聞く?
先日昔なじみの放送作家、鈴木裕史さんよりメールを頂いた。「ラジオのゲストにドラクエの堀井さんを、ダメもとでお願いしてみたらOK出たんですよ!何聞いたら面白いですかねー?」
そのラジオとはJ−WAVEで日曜24時から放送している「Growing Reed」、V6の岡田准一さんがパーソナリティを勤めている番組だ。聞けば岡田さんは大のドラクエファンらしく、番組は1時間もある。しかも、台本を書く鈴木さんもドラクエファン、マニアと言っていいくらい徹底的にやりこむタイプだ。ファンとしての愛溢れる突っ込んだ質問なら堀井さんの舌も緩むに違いないと、自分が聞きたいことも含めた長文のメールを返信した。
▼ドラクエ\の極秘情報が!?
番組の収録が無事終わったとのことで、放送作家の鈴木さんと久しぶりに会って収録の様子を聞いたところ、これが結構期待できそう。堀井さんとスクウェア・エニックスには事前に台本を渡しており、ドラゴンクエスト\に関する質問は聞いてもらっても答えられないと言われていたらしいのだが、ここで岡田さんが頑張って、いろいろと聞き出したらしいのだ。
どこまで放送されるかは27日(日)の放送を聴いてみなくてはわからないので、ここに詳しくは書かないが、他にも堀井さんから様々な名言や興味深い話が飛び出したことは間違いない。断片的な話からも、岡田さんがドラクエを大好きだからこそ、インタビュアーとして良い話が引き出せた様子が伺える。
また、かつてスタジオジブリの鈴木プロデューサーがこの番組にゲストとして招かれたことが、「ゲド戦記」で岡田さんが声優を勤めるきっかけになったという。堀井さんと岡田さんの対談から、また何かが生まれてくるようなこともあるかもしれない。
▼岡田さんとドラクエ
いろいろ話を聞く中で特に印象に残ったのは、岡田さんがJ‐WAVEの入り口で、エレベーターを押さえて堀井さんを待っていたという話である。偶然入り時間が同じになっただけかもしれないが、ちゃんと堀井さんの顔を岡田さんがわかって挨拶したという。もちろん事前に資料などを渡されていて、堀井さんの写真を見ていたのかもしれない。しかしその態度は、エンタテインメントを提供する職業の先輩として、堀井さんを敬うものだったのではないだろうか。
1980年生まれの岡田准一さんは、いわばテレビゲームの進化と共に育ってきた世代だ。ゲームという遊びが生活の中に当たり前に存在し、熱中し、そこから影響を受けたであろう。最初の作品からドラクエをプレイしているというのだから、堀井さんに対する敬意は当然とも言える。
しかし、これだけ普及しているテレビゲームというメディアの作り手は、世の中ではあまり知られていない。マリオの宮本茂さん、ポケモンの田尻智さん、そして堀井さんなど、何百万、何千万という大ヒット作品の作り手にも関わらず、名前さえ知らない人も多いのが現実だ。これは日本のゲーム業界が、開発者をあまり表に出したがらなかったことも原因だが、根本的にはゲームはあくまで遊びで、映画や演劇、小説などのような文化的側面を認められてこなかったことが理由であろう。
作品やメーカーを評価する賞はあっても、開発者グループや個人を評価する賞や習慣があまり存在しない業界にも、おおいに責任のある問題であろう。
▼ゲームの文化的評価を
テレビゲームは日本では数少ないコンテンツ輸出産業であり、世界に誇りうるエンタテインメント文化と言っていいもののはずなのに、当の国内のゲームに対する文化的な評価は、決して高いものとは言えないのは残念なことである。
岡田さんのような世代の人が大人として発言力を持つようになり、ようやく状況が変わってくることを期待している。
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