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help リーダーに追加 RSS ▼第89回 体感ゲーム!?「Wii」の真の狙いとは?

<<   作成日時 : 2006/11/29 13:21   >>

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▼今週はWii発売

Wii 12月2日発売 25,000円

 
 プレイステーション3の発売に続いて今週土曜日、ついにWiiが国内発売される。アメリカでは既に60万台を超えるセールスを達成しており、好調なスタート切ったWii。日本でも初日に40万台ほどが用意される予定というが、かなり人気になりそう。先日行われた体験会もかなりの人出であったし、価格の手頃さ、宣伝の巧みさなどがあいまって、幅広いユーザー層に受け入れられそうだ。

 ただ台数もそれなりにあり供給体制もしっかりしていることから、PS3のような転売目的の集団が出没しないことを期待したい。余談だが、PS3発売の際、ある店頭で「行列を整理しますのでみなさん一歩下がって下さい」と呼びかけたところ、日本人はみな下がったが、日本語のわからない方々が列が空いたと思い一斉に詰めたという、冗談のようなエピソードも聞いた。Wiiの発売ではそんなことが起こらないことを、切に願っている。




▼Wiiは飽きる?

 
 さてそのWiiであるが、ひとつ大きな不安がある。早い話、すぐに飽きるのではないかということだ。いわゆる体感型の家庭用ゲームというものは、これまだ数多く存在した。野球や卓球、ボーリング、ドラゴンボールのかめはめ波を撃てる(ちょっと撃ってみたいが未体験)ものもある。近年では、ジャッキー・チェンがコマーシャルをしていたXaviXという、ソフトを入れ替えて数種類のスポーツゲームを楽しめるものもあった。今にして思えば、まるでWiiスポーツのような商品だ。

 これらの体感ゲーム、当然であるがヒットしたものもあれば、まるで鳴かず飛ばずのものもある。だが共通して言えるのは、最初は楽しいが、比較的早いうちに飽きることだ。特に一人でプレイすると、あっという間に飽きる。




▼一緒にプレイできる環境
任天堂Wii Preview 今年9月

 
 どうやらこのポイントを、任天堂はよく理解しているようだ。コマーシャルなど今回のコミュニケーション戦略を見るとよくわかるが、任天堂は「一緒にプレイする環境」を非常に重視している。つまりこの手の体感型のものは、友人や家族など一緒にプレイしてこそ面白いし、そうでなければすぐに飽きるということを、理解しているのであろう。家族みんなでプレイするというビジュアルを、9月の発表会から強調していた。

 DSでゲームの面白さを認識したライトユーザー層や、ファミリー層には非常に有効なコミュニケーションであり、Wiiは面白そうに見えるだろう。仮に将来飽きたとしても、家族でしばらく盛り上がれると考えればそう高くない金額であるし、なにより子供がいればしばらくは遊んでもらえるだろう。世のお父さん、お母さんは達には、そう思ってWiiを今年のクリスマスプレゼントにしようとしている人も多いはずだ。




▼Wiiチャンネルの狙い

Wiiのコンセプト


 だが任天堂はどうやらその先を考えている。ひとたびWiiをある程度普及させてしまうことにより、その機能が不可欠になる将来をイメージしているはずだ。任天堂の岩田聡社長の言う「テレビをつけるようにWiiの電源を毎日入れてもらう」というコンセプトに、実はWiiの本質が潜んでいる。

 Wiiで提供されるサービスが、Wiiチャンネルだ。旧作ソフトのダウンロード販売や、ニュースなど様々なコンテンツが用意されるようだが、まだわからない部分も多い。だがそのコンセプトには、テレビと繋がって家庭のエンターテインメントの中心になろうというものがある。そういう意味では、実はWiiもPS3やXbox360などと同じく、リビングルームの覇権を争う存在となる可能性も持っているのだ。

 テレビの横に必ずWiiがあって、ゲームだけでなくネット、情報、ショッピングなどの端末として、いつのまにか定着している。そんなイメージを、任天堂は抱いているのではないだろうか。現在のコマーシャルなど、そのコミュニケーション戦略は、その真の狙いを陰に隠したまま、初期導入作戦として行われているだけのものかもしれない。



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