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▼ジンギスカンはやりましたね
北海道出身ということもあり、羊の肉、特にジンギスカンは好物のひとつだ。近年東京でジンギスカンブームが起こり、いつも通っていた店が、突如として行列の出来る店になったのにはとても驚いた。
新宿2丁目にあったその店は、某ゲームソフト開発会社の近所にあった。食べに行くと有名開発者や、ゲーム誌の編集の方に会うこともしばしば。そしてその店が、ビルの建て替えのため移転した先は、某大手ゲームソフトパブリッシャーの目と鼻の先。どの店の話か、ピンと来る方もいるだろうが、あえて店名はKとしか書かない。
▼匿名が多くてすいません  ボケボケな写真で失礼します  遊んでいるのに真剣
私自身もKをいろんな人に、美味い店として紹介したり、一緒に食べに行ったりしたので、たまにその店のカウンターでは、有名ゲームクリエイターが並んでジンギスカンを食べている姿を見ることもある。
以前そこでジンギスカンの味を覚えたTさんから、「近所に出来たジンギスカン屋さんに行きませんか?」と誘われた。
高田馬場のRというその店に行ってみると、肉はニュージーランドからの輸入物だが、なかなか高品質。タレの味もよい。行ける店が増えたと、自分が好きな食べ物がブームになるのも、悪いことばかりではないと思っていた。
ちなみに写真はジンギスカンの後、酒を飲みながらDSのピクトチャットで遊ぶ、いい年をした大人たち。全員ゲーム業界の方々なので、ある意味仕事と言えるかもしれないが、みなさんかなり真剣に遊び、1時間以上盛り上がった。これだけDSが普及すると、以前半分冗談で言っていた「ピクトチャット合コン」とか、本当に出来そうだ。
そういえばジンギスカンブームが始まりつつあるころDSは発売され、DSより少し早くブームになった。
▼ブームには終わりが…
そのジンギスカンブームは、既に終焉を迎えている。毎日行列が絶えなかった店も、いつでも入れるようになり、あちこちに出来た店は、次々に閉店している。老舗のKはそれでも健在だが、新店のRは昨年一杯で閉店してしまった。1年程しかもたなかった。
ある調査によると、ヒット商品の寿命はどんどん短くなってきている。1970年以前はヒット商品の60%程度が5年以上の長期間に渡り売れ続けていたが、最近では5年以上持続するものは約5%という。ヒットしても約半分の商品は、2年以内に消えていく運命だというのだ。
もちろんゲーム機という商品は、面白いソフトの投入でヒットを持続させることが出来る。DSもドラクエ\が未来のラインナップに加わり、魅力が増した。市場の状況を見ても、まだこのDS人気は持続するだろう。
だが、ブームには必ず終りが訪れる。次の時代のゲーム業界に、ライトユーザーの山が残るのか。はたまたジンギスカンのように、ブームの終わりと共にユーザーが一気に去って行くのだろうか。
▼思い出されるプレステバブル
思い出されるのはプレステバブルと言われた時代、90年代後半。「みんなのゴルフ」「パラッパラッパー」「どこでもいっしょ」といったソフトの投入で、ゲーム業界にライトユーザーが大量に流入し、テレビゲームはブームになった。勢いはプレイステーション2の登場まで持続したが、その後「ゲーム離れ」という深刻な状況を招いた。
その反省から生まれたハードウェアがDSであり、Wiiである。少なくとも任天堂は、同じ間違いを犯そうとはしないはずだ。
だがここまでのDS人気は、当の任天堂も予想していなかったことだろう。そしてこれだけの大ブームには、そのリバウンド的な作用が必ず出てくる。誰も彼もDS用ソフトを開発し、似たようなコンセプトの作品が乱立する状況は、健全とは言えない。
そして売れているDS用ソフトの大多数は、相変わらず任天堂製品だ。業界がまたも急成長していると言われても、どうも素直に喜べないのである。
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