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▼私がヒットさせたわけでは・・・
先日久々に会った某局のプロデューサーに、「任天堂の仕事してたの?」と聞かれた。理由は写真の電車の中吊り広告。某総合文芸誌の広告だが、見方によっては記事を書いたライターである筆者が、Wiiをヒットさせた男に見えなくもない。
ここ最近になってWiiやDSのヒットの理由を、ゲーム業界以外の方に聞かれることが多い。その理由はゲームの取材を続けていると、ここ数年の流れの中ではっきりしていることだ。「ゲーム離れ」と言われた現象に対する、岩田聡社長をはじめとした任天堂の的確な分析と、それへの対策が大当たりしたわけだ。この成功は経済モノ的な視点で見ても注目すべきことで、中吊りの記事も特にゲームファンではない一般の読者向けに整理したものだ。
▼今世代はシェアを分けあう?
一方海外に目を向けると、先行したXbox360がかなり普及していることがわかる。2006年末の出荷実績は1040万台、これは発売1年後のPS2とほぼ同じペースと言える。ちなみにWiiは319万台、PS3が184万台だ。(すべて06年末)
ただ昨年末の発売以来、Wiiが売れ続けていることも事実。これからソフトが充実しPS3が今年末くらいから伸びる、という見込みもある。
アナリストなどの分析には、今回の次世代ハードは、一機種集中が起こらずシェアを分け合うという見込みが強い。ゲーム市場が世界的に成長しており、3機種が競合しても生き残れる規模となっているという分析もある。
▼遊びのマーケットは集中する
だがゲームハードのマーケットにおいては、歴史的に一機種の寡占状態が普通だ。プレイステーション2は全世界で約66%、日本では約80%の家庭用ゲーム機のシェアを持っていた。
10年ほど前、任天堂アメリカの社長であった荒川實氏にインタビューしたとき、「遊びのマーケットというのは、これが面白い!となったら皆がそこに集中する」と言ったのが印象に残っている。
今、日本のゲーム市場を見ると、その集中はDSに起こっていることは明らかだ。Wiiも人気商品ではあるが、ソフトの売上げシェアを見ると圧倒的にDSが占めている。今後しばらくは据え置きタイプのゲーム機でなく、携帯機DSが市場を支配しそうな勢いだ。
また海外マーケットでも、DSは確実に伸びつつある。もしかすると今回、家庭用3機種には結局勝者がいないという戦いになる可能性さえ見えてきた。
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