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▼実用ソフトDSスタイル  DSスタイル 先週末、スクウェア・エニックス(スクエニ)から、新レーベル「DSスタイル」シリーズが発売された。いわゆるゲームとは異なる実用系ソフトで、ガーデニング、クラッシック音楽、旅行ガイドブック「地球の歩き方」のソフト、合計5タイトルが一度に登場した。
実は当ブログの98回「スクエニよ!お前もか・・・」で、実用系ソフトに注力するゲームソフトメーカーについて書いたところ、各方面から大きな反響を頂いた。故に発売後のソフトは試してみなくてはなるまい。
まずは「花咲くDSガーデニングLife」から。NHKの番組「趣味の園芸」が協力したもので、番組と同じく植物の育て方をアドバイスしてくれるソフトだ。今育てている植物を登録すると、季節や状態などに合わせて世話の仕方を教えてくれるし、これから育てたい人向けの植物検索機能などもある。残念ながら植物を育てる余裕のない筆者には無縁のソフトであったが、結構使えるソフトではないかという印象。
続いて「DSでクラシック聴いてみませんか?」。名作クラシック音楽を100曲収録したソフトで、何故か犬のキャラクターが曲名や作曲家、ウンチクなんかも教えてくれる。DSのスピーカーの限界か音が悪いのが気になるが、これもそれなりに使えそうだ。よく耳にするが曲名を知らないものなどが結構あり、ちゃんとその曲が聞いてみたくなる。クラシックに対する関心が最近高まっているので、入門には悪くないかもしれない。
▼実用系ソフトのコスト ここまでやってみて気づいたのは、非常に低コストでこれらのソフトが作られていることだ。作りが雑とかいうわけではなく、シンプルな構造を貫き凝った演出やゲーム性を加味しようとはしていない。そのジャンルに関心のある人が本やCDを買うように、DSソフトを買って下さいということと思われる。
おそらく同社のRPGソフトに比べると数十分の1とか、数百分の1のビジネスを考えたもので、数万本売れれば利益が出るのだろう。任天堂とは違いテレビコマーシャルを行っているわけではないので、宣伝費などもほとんど使っていないようだ。
とはいえDSの実用系ソフトは、数千本しか売れていないものも数多くあるのが現実だ。従来のスクエニのファン層が買うものではないだろうから、数万本とは言え容易なことではないはずだ。ちなみに以前任天堂が発売した「旅の指さし会話帳DS」も旅行ガイドブックをソフト化したものだったが、一番売れたアメリカが9万強、少ないのは3万程度であった。9万も売れているのは好成績と見ることも出来るが、女優の松嶋菜々子さんを起用したCMを流してもこの数字に終わったという見方もある。
▼実用書と実用ソフト もうひとつ気になるのが価格である。あまりに高すぎると、「これなら本を買った方がよくない?」とユーザーに思われてしまう。例えば今回のガーデニングソフトは3990円、ガーデニング入門用の書籍の価格を調べると1000円台から手に入るし、NHK趣味の園芸の雑誌は500円だ。だが写真などをふんだんに使ったものだと3000円くらいのものもあるし、DVD付書籍などでもっと高いものもある。DSソフトは安いとは言えない価格だが、趣味のものだけに手の届かない価格ではないと言えそうだ。
一方旅行ガイドブックを基にした「地球の歩き方DS」は2940円だが、書籍の方は1800円くらいのものが多い。DSソフトならではの検索や現地語のボイス機能、移動の所要時間を調べることなども出来るので、1000円程度の差なら高くはないと考える人もいるだろう。ソフトは割引販売が主流だが、書籍は定価販売と考えればその差は数百円程度になるかもしれない。また旅行ガイドブックは重いものが多いので、筆者は必要な部分だけを破って持っていくこともある。DSの軽さは魅力だ。
だが本のよいところは書店で手にとって中身を見て、自分の目的にあっているかなどを確認してから買えることだ。この手の実用の物の中身を確認せずに一般の消費者が購入するのか、そこにどうしても疑問が残る。スペース的、コスト的に難しいかもしれないが、店頭で中身を体験できるように出来ないものだろうか。
更に実用書は書店でいわゆる定番モノとして、いつまでも棚に並べられ続ける。何年にも渡るロングセラーとしてじわじわと売れ続けるものも少なくない。だが、ゲームショップの棚の新陳代謝は激しい。最近書店でもDSソフトを扱う店が増えているし、スクエニは攻略本など書籍の流通も以前から手がけている。書店流通は当然視野に入っていると思われるが、空港の売店、園芸店、音楽CD売り場など、それぞれにゲームショップ以外の流通も積極的に行うことが可能かもしれない。
▼続きがあったのですが・・・ 実はここからDSに関して耳にした気になることなど、まだいろいろと書こうと思っていたのだが、ここまでで随分長くなってしまった。続きは近い内にまた。タイトルは仮だが「PS3には戻れない!」になる予定である。
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