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23日まで開催された東京ゲームショウ2007に関して、筆者なりの考察を数回に渡ってお伝えしたい。まずは前回注目した基調講演から。 ▼ネタがない! その時、しらっとした空気が流れた。東京ゲームショウ(TGS)の初日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の平井一夫社長による基調講演が終わった、その瞬間である。前回の当コラムでも触れたとおり、あの場に駆けつけた人達の全てが何らかの大きな発表があることを期待していたはずだ。 ▼PS3の価格は? この講演で一番期待されていたのは、PS3の価格戦略についてである。いまだ49,800円(20GBタイプ)という価格は、他機種より高くゲーム機としては割高感が付きまとう。もちろんそれだけのコストがかかっておりどんなゲーム機より高性能なのはわかっているが、この価格ではいくら平井社長が「ゲーム機としての原点に戻る」と言っても、ゲーム機として一般には普及するものではない。 ▼500万台強 気になる数字 基調講演の中に気になるグラフがあった。平井社長がPS3の台数としてスクリーンに映し出したグラフであり、その数字が2007年8月で500万台強になっていたのだ。細かい数字が入っていないものであるが、せいぜい530万台程度のところで折れ線グラフが止まっている。しかし従来のSCE発表では、PS3の全世界出荷台数は2007年3月末で550万台であったはずだ。 ▼値下げの可能性は? ではPS3に値下げはないのか。あくまで筆者の予想であるが、年内に実質的な値下げが行われる可能性があると考えている。その根拠は北米市場と前述の在庫だ。SCEは北米市場に8月、ハードディスク容量が80GBタイプの新型PS3を投入した。それに伴って従来の60GBタイプを100ドル値下げしたのだが、この値下げは実質的に在庫処理であったようなのだ。 ▼発表のタイミング だが価格改定は匂わせるだけでも、商品の売れ行きが止まる可能性が生じるものだ。昨年久夛良木氏が値下げ発表したときは商品自体が発売前であったから何の問題もなかったが、価格の発表手法やタイミングは本来非常に難しい。平井社長に策がなかったのではなく、策はあるのだが今回はまだ明らかにできなかっただけかもしれないし、そう信じたい。 |
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