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help リーダーに追加 RSS 第120回 ガンダム無双がPS3から飛び出す意味

<<   作成日時 : 2008/01/15 21:38   >>

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▼ガンダム無双PS2へ

期待していたと同時に、恐れていた事が起こった。プレイステーション3用のソフトとして登場し注目を集めた「ガンダム無双」(バンダイナムコゲームス)の、PS2版が発売されるというのだ。以前当コラムのメルマガでも、「PS2なら画質が悪くてもミリオンは固いソフト」と言わせて頂いたタイトルだ。多くのユーザーにとってPS2版の登場は、喜ばしい事であろう。

 それが何故、恐れていた事であるかは、これがPS3の有名無実化のきっかけになりかねないからだ。


▼PS2はまだ現役

PS2版が発売されれば、「ガンダム無双」がよいセールスを残せるであろうことは、データからも明らかだ。昨年11月、コナミは「ワールドサッカー ウイニングイレブン2008」をPS2版と3版で同時発売した。(Xbox360版もある)結果はPS2版約55万本に対して、3版は約24万本。その例から言えば「ガンダム無双」のPS2版も、70万本近く売れる可能性がある。

 加えて2007年のソフトシェアを見ると、1位はダントツでニンテンドーDS用であるが、2位は未だにPS2なのである。見過ごされがちであるが、PS2はまだまだ家庭内で稼動しており、昨年のトータルで見るとWiiやPSPよりも多くのソフトを販売しているのだ。

 とはいえわざわざ最新ハード向けに作ったソフトを旧世代機に移すという異例な事を行う理由は、バンダイナムコはPS3の普及が期待できないと判断したと考えるべきだろう。


▼PS3に買い換える必要性

実際PS3は、苦戦が続いている。昨年11月に低価格版を発売し瞬間的に任天堂を追い上げたが、その効果も長続きしなかった。12月には、またWiiにシェアを逆転されたのだ。DVDやブルーレイプレイヤーとしての優秀さがAV系のメディアで話題になる事はあっても、一般のユーザーがPS3を話題とすることは少ない。

 そしてもし「ウイイレ2008」に続いて「ガンダム無双」もPS2用の方がヒットするとしたら、国内ユーザーの多数がPS3に買い換える必要を感じてないと捉えるべきであろう。


▼ソフトメーカーはPS3を

一方、ソフト各社のマルチプラットフォーム化やPS3離れは加速している。PS2で大ヒットタイトルとなった「モンスターハンター」(カプコン)の最新作はWii用となる予定だし、当の「ガンダム無双」さえも昨年12月にXbox360版が登場している。

 そんなPS3の自社タイトル以外で、他社ハードで発売されない予定の有力ソフトは、「メタルギアソリッド4」(コナミ)、「ファイナルファンタジー]V」(スクウェア・エニックス)、「龍が如く 見参!」(セガ)くらいになってしまった。そして現在の情勢では、これらに続いてPS3専用ソフトを作ろうというソフトメーカーは出てこないだろう。メタルギアやFFさえも、有名無実化したハードには付き合いきれないという判断を下す可能性さえ出てくる。

 もちろんバンダイナムコの責任ではない。だが「ガンダム無双」のPS2版発売は結果としてPS3の息の根を止め、ユーザーが高性能ゲーム機を求めてない事を証明する結果となるかもしれない。

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